何度も何度も同じことを描くよ

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

10年。

ちょうど娘が生まれて一歳になり幸せ真っただ中だったころ。

そして、そのころから少しづつ

私の人生の軸、私自身の軸がガタガタと崩れ落ちていった。

 

2021年、10月。

私は本当は何がしたいんだ?

何になりたいんだ?

夢はたくさんあったはずだけど

「いま」なにがしたいの?

自分の本当のこころ・気持ち・感情が

まったくもって停止した状態になってしまっていた。

 

わからない。じぶんが何者なのかも。

私は母であり、妻であり、嫁であり、

娘であり、同じクラスの子のお母さんであり、

顔見知りのひとであり、お客さんであり、、、、

じゃあ私は誰?

一個人としての「私」はどこに行ったの?

 

たくさんの私としての「設定」「役割」が

自分でわけのわからん人物を作ってしまっていた。

もはや怪物。どろどろした、中身のない怪物。

 

そんなことに気づいた2021年10月。

そんなことに気づけた今。

少しづつ「どろ」を洗い流しているところ。

 

思えば、その「どろ」や「ゴミ」は10年前からのものなんかじゃない。

子供のころの「がまん」や「恐怖」「不安」

たくさんの出来事からの積み重ねだ。

 

そうか、それに気づけたんだ。

気づけたことはすべて

叶えたい未来につながるんだ。

 

ずっと絵を描きたかった。

 

大人になって、結婚して子供を産んで

絵を描いて何になる?得するの?

お金になるの?時間あるの?無駄じゃないの?何のために誰のためにするの?

耳元でずっと言い聞かされてたその声は

ほんとは誰もそんなこと言ってないよ。

その声は自分の声だよ。

そう、ずっと自分で自分をいじめつづけていただけ。

自分で自分を、

抑えて殴って殺していた。

 

やっと見つけた小さな私。

おなかの中に生命が宿った時のように

小さな小さな眠った私。

その私は小さいけれど

ほのちょぴっとだけ残された

夢や希望でできている私。

 

てのひらに包んで守ってあげよう。

優しく頭をなでて、ぎゅーっと抱きしめてあげよう。

だって私はずっと誰かにそう優しくしてもらいたかった。

めいっぱい愛されたかった。

これからは絶対に

私は私を傷つけたりしない。

私は私を全力で守るし、幸せにしてあげれるのは私しかいない。

 

ごめんね。大好きだよ。